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店主挨拶Greeting

富士メガネは2024年9月に「創業50周年」を迎えました。

昭和49年9月、旧丸新百貨店メガネ部に勤務していた父が独立して、当店「富士メガネ」を興しました。当時は周囲が農地ばかりで、開業にあたってお世話になった取引先の社長さんが、「こんな狸が出そうな場所で大丈夫かいな」と心配してくれたと聞いています。
私②代目は中学生になった頃でした。
当時、国道192号の鮎喰川の橋から西側の県西部には、メガネの専門店がありませんでした。
母が、地元の電話帳の住所へ宛名書きをして、ハガキで開店の案内をしました。近くに競合する専門店がなく順調に売り上げを伸ばしたようです。

子どもの時の記憶ですが、父が勤め人だった時には、友達と比べて欲しいものを買ってもらえず、かなり節約した生活でした。両親は開業資金をコツコツと準備していたのです。
「大学は国立へ」と言われて育ちましたが、神戸にある私立大学に行かせてもらい、十分な仕送りでアルバイトもあまりやらなかった私は、友人たちから田舎のメガネ屋のボンボンだと思われていました。いまは意外なところで役に立っていますが、ミーハーだった私は、大学生活で流行りを追いつつも、カッコよくあるための「センス」と、本物のサービスや商品が持つ「価値を見分ける目」を、養った気がします。

当初、当店は今の半分の広さで、家族四人で二階に住んでいました。同じテナントが十個くらい並んでいて、いろんなお店が入れ代わり立ち代わりで入っていました。私が進学していたときに、西隣に空いたテナントも借りて倍に広げたのが今の店です。

子供の頃から“手先が器用な子だ。いいメガネ屋になれる”などど言われて育った私は、あまりためらいもなく後を継ぐものだと思っていました。母が父の仕事をリスペクトしていたことも大きな要素です。
父は商売人というより職人気質の人でした。
父にはたくさんのファンがいますが、メガネの仕事に打ち込めたのは母の内助の功のおかげだと思います。

小学生のとき、“目医者になったらいいぞ”と言われたのが頭の片隅にあって、中学でクラブ活動のバスケットボールをやりながら成績も悪くなかった私は、徳島では難関高校の、優秀クラス(英数コース)に進学できましたが、早期に挫折してしまいました。「数ⅡB」や「物理」に全くついていけないのです。自分は理系じゃなくて文系かも?と気づいたのは、十数年前に「②代目の独り言」を書き始めてからでした。

父は、住み込みで先輩の技術を目で盗みながらメガネの仕事を身につけていったようですが、“これからは専門学校で理論をきちんと学んだほうがいい” “大学は出ておきなさい”ということで、私は大学へ進学させてもらったあと、専門学校へも行かせてもらいました。
世間から見れば、典型的なボンボンであることは自覚しながら割り切ってやっています。
鴨島でも多くの眼鏡店ができては撤退しました。当店の近隣に業界最大手だったチェーン店が進出してきたときに圧倒的な価格訴求を展開されて、技術のような目に見えないものの価値が私自身感じられなくなったときがありました。他県でそのチェーン店の系列に勤めていた友人がこっそり教えてくれたのですが、進出にあたって当店さえ潰してしまえばこのあたりのシェアは取れると読んでいたらしいです。失礼な話で頭にきましたが、当時近辺に9店舗ほどあった眼鏡店の中で、ある意味一目置かれているのかもしれないと考えました。

その後、別の量販店が進出してきて数年後に、そのチェーン店は撤退しましたが・・・。
そういう中で私どものような小さな個人店がここまでやってこられたのは、創業者の両親が、「価格訴求」ばかりが目立つ業界の中でも、安売りに走らずに、ブレることなく「技術に基づいた品質のいいメガネ」を提供してきたことが一番の要因だと感じています。

②代目の私はその点を継承しつつ、わかりやすい言葉でその「価値」を伝えていきながらご支持をいただいて、お客様や地域にとってなくてはならない存在感のある店として、認めてもらえるよう努めてまいります。
目に見えない技術はお伝えしにくい面があります。父の時代は“私に任せておきなさい”という感じで細かいことまでいちいちご説明申し上げなくても通用しましたが、お店の技術レベルに格差ができて、あまりにもひどいメガネが流通している今の状況では、気になる点や不具合があっても“こんなものなのかな・・・”で済まされているケースが多々あります。

私は掛け具合の調整をしながらも、また度数の調整をしながらも、何をしているのか、どこをどのように調整しているのか、なぜそうするのか、お客様にわかりやすい言葉でご説明することで、「技術」を再現性のあるものとしてお伝えすることを意識しています。
その他にもレンズやフレームの「品質」「性能」「デザイン」「センス」「コスト」なども、専門店らしくお伝えするように心がけています。

ひととおり価格訴求型のメガネが出回って、使いづらくてしっくりこないメガネが増えている今、見たいものがきちんと見えて掛け心地が良く、しかもしゃれていてセンスがいいといった、メガネ本来の原点へ、ユーザーのニーズが回帰しているのをしばしば感じます。

Informationご案内

店舗情報

店名 富士メガネ
代表 金山 哲也
住所 〒776-0013 徳島県吉野川市鴨島町上下島125-10
TEL 0883-24-6662
営業時間 10:00~18:30
定休日 木曜日